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パンと恋と夢のMoonRiverのレビュー・感想・評価

パンと恋と夢(1953年製作の映画)
4.0
イタリア式コメディ第1作だそうで、同じキャストで"パンと恋と嫉妬"、ロロからソフィア•ローレンに代わった"殿方ごろし"と3部作。ただ残りの2作品は現在DVDは無いそうです。

南イタリアのある村に赴任してきた警察署長(ヴィットリオ•デ•シーカ)。
村一番の美人マリア(ジーナ•ロロブリジーダ)に惹かれる署長さん。しかしマリアは若い巡査の事が好きですが、マリアのことが好きな巡査も真面目でお互い上手くいかない状況。
そして署長さんは産婆のアンナレに恋心を抱くようになっていき…

署長さんとマリアを中心に展開されるラブコメですな。
戦後の貧しいイタリアの村を舞台にしていますが、明るく楽しいのはやはり早口で喋るイタリア語とじゃじゃ馬な女の子を演じてるロロ、警察署長やけどイタリアの色男な感じを出す役者としてのデ•シーカ、そして村の人々のおかげ。

映画見始めた30年以上前から大好きなG•ロロブリジーダ。当時まだ26歳ぐらいのロロがめっちゃ綺麗。
ほぼ布切れ一枚の服纏ったままの衣装ですが、グラマーな身体の線がハッキリと出てて目が釘付けに😚
おてんばなところと、恋人の前ではおしとやかになる女性を演じるロロがまた良かったです。

個人的にはロロ、ソフィア•ローレン、クラウディア• カルディナーレがイタリア三大女優です。
みんなグラマラスなのは偶然ということで。

"自転車泥棒"、"終着駅"、"ひまわり"などの監督としてか、俳優のどっちで知られてるかわからんがヴィットリオ•デ•シーカて結構ハンサムや思うけどな。
のちに"ロベレ将軍"でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるぐらいなんで役者としても才能のあった人かと。
この映画の頃52歳ぐらいで自分と変わらんけど、劇中オバちゃんから古典的男前て言われるのも納得のナイスミドル(死語ですか?)でモテたやろなぁ〜。

安かったしロロ目当てで買うたけど、戦後イタリアの市井の人たちの生活を楽しんでるところが軽快に描かれてて思った以上に面白くてオススメです😀
特に5000リラの入った額縁でバコーンいくとこが笑えた😆
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