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狂った果実のMoonRiverのレビュー・感想・評価

狂った果実(1981年製作の映画)
4.2
2年後薬師丸ひろ子の"探偵物語"を撮る根岸吉太郎監督が日活時代に監督したロマンポルノ。

昼はガソリンスタンド、夜はぼったくりバーで働き故郷の母親へ仕送りをする哲夫(本間優二)が、ふとしたことでデザイナーの娘で裕福な千加(蜷川有紀)と知り合ったことで破滅へと向かっていく青春を描いた作品。

これもロマンポルノの括りだけで観るのは非常に惜しい作品。
もちろんセックスシーンあるけど、この映画ではストーリーを際立たせる為のスパイスのようなもん。

そして主題歌であるアリスの"狂った果実"が心に染みる。

蜷川幸雄の姪、蜷川有紀のファム•ファタールぶりが半端無い。こんなに罪悪感感じんと主人公を追い詰める悪女も珍しい。
ちょっと狐みたいなクセのある80年代ぽい顔立ちの人やけど個人的には好きな顔の女の人でした。
リアルタイムで観てたら5つ年上で21歳のお姉さんですが、あんな女性と付き合えたらええやろな〜と思ってしまう。

ぼったくりバーのマスター益富信孝
もええ味出してるけど、恋人のホステス永島暎子がまた良かった。
永島暎子てそんなに好きな顔ちゃうけど、酔っ払って哲夫に絡むシーンはめちゃめちゃ可愛らしかった😚

主演の本間優二やけど、さんまと江頭2:50足して二で割ったような顔してるのが難儀やった😣
でもこの人元暴走族で総長までなった人らしいが全くそうは見えんかったけどな。

これDVDプレミア価格なってるのが惜しい。
好き嫌いが分かれるやろけど、ぜひDVDやBlu-rayにしてもろてもっとようさんの人に観てもらいたい。
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