なまくらウォッチメン

ノー・マンズ・ランドのなまくらウォッチメンのレビュー・感想・評価

ノー・マンズ・ランド(2001年製作の映画)
4.5
超面白い
負傷したボスニア兵とセルビア兵、地雷を仕掛けられた男が無人地帯で身動きがとれなくなる様を描いた戦争コメディ

戦争・政治・メディアの関係を重喜劇的に扱い、結局誰もが戦争という現実を前に傍観者でしかいられないという痛烈な皮肉を突きつける大傑作だ

恐らくこれまで観てきた戦争映画の中でも最もミニマムな話だったが、これ以上ないくらい戦争・紛争の現状というものを描いていたと思う

女性リポーターの「ただの塹壕は映してもしょうがない」というセリフが超残酷