とし

月世界旅行のとしのレビュー・感想・評価

月世界旅行(1902年製作の映画)
4.0
ジュール・ヴェルヌの小説『月世界旅行』・『月世界へ行く』を原作とした、フランスのサイレント映画です。

天文学会で開かれた会議で、会長のバルベンフィリ教授は月の探検旅行を提案する。彼に賛同した5人の天文学者と共に計画はスタート。砲弾型のロケットに乗り込み、月へと辿り着く。だがそこには月の住人達が暮らしており…という内容です。

凄いですよね、1902年に制作された映画を手軽に観れるんですから。初めて月に人類が降り立ったのは1962年なので、この作品が作られた時には当然誰も月の様子なんて分からなかったのです。日本だと明治時代。日露戦争すら、まだ起こっていません。皆、「月には何があるのだろう、行ってみたいよな」と想像していたのでしょうね。

背景など、凄く美しいです。月に顔があるとか、かなりシュールな気もしますが…私は好きですねぇ。

何も悪い事していないのに、月の住民が可哀想…。当時…植民地の文化がありましたから、これが普通の思想だったのかもですが…。
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