円柱野郎

ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ)の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場版「ドラえもん」第6作。
クーデターによってピリカ星を追われたパピ大統領を救うため、ドラえもん達がギルモア将軍率いるクーデター軍に立ち向かう。

タイトル「リトル・スターウォーズ」からも分かるとおり、藤子先生の「スター・ウォーズ」へのオマージュ作品といった趣が強い。
でもそれ以上に、スモールライトをキーにして終盤盛り上げるあたりなんかは見事w
あと、この映画はほぼスネ夫が主人公だよね。
劇中はしずかちゃんがストーリーの中心にいるような感じだけど、劇中で一番成長したのはスネ夫だし。
そしてスネ夫の戦車も主人公です。

オープニングはMGMロゴから始まって、「未知との遭遇」、「フランケンシュタイン」、「スター・ウォーズ」、「キングコング」、「E.T.」のパロディが描かれ、その辺の遊び心も面白い。
中でも「スター・ウォーズ」は明らかにC-3POとR2-D2が描かれているんだけど、この辺の版権は大丈夫なのか?
別の意味でハラハラ。

子供心に観た時は、ギルモア将軍配下のドラコルル率いる情報機関PCIAとの緊迫感あふれる戦いに手に汗握ったもんだ。
今観てもそのあたりの展開の早さも良いし、小気味よく観られる。
そういえば劇中で出た目にも留まらぬ速さで走れるようになる道具、「チーターローション」が子供の頃お気に入りだったなあ…。
円柱野郎

円柱野郎