コマミー

アメリのコマミーのレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
4.2
【魔女の微笑み】

自分には、理想の魔女像がある。
それに一番近いのは、実は[アメリ]だったりする。

あの、アメリの[微笑み]から読み取れる物、それは何だったんだろう…。自分は、この微笑みこそが、アメリの小さな[魔法の根源]だったような気がするのだ。

彼女は、いつも真顔だったとしても、小さく微笑んでる。その度に、彼女がふとひらめき、彼女の周りで何かしら[奇跡]が起こるのだ。そして時には、その魔法が自分にも降りかかり、ある[男]が現れる。

そう、[ニノ]だ。この男と出会い、彼女の魔法が[大きく変化]することになる。

この作品の中で、自分が素晴らしいと思うのは、彼女を含む登場人物それぞれが、[微笑んで見える]という事だ。一瞬たりとも暗く見せないし、何よりも[生き生き]しているのだ。
これほどに、何も[添加物が入ってない]と言うと、嘘みたいに聞こえるかもしれないが、無駄に[装飾]してなくても、明るく登場人物を描けるのは、素晴らしいと思った。

[カラフル]で且つ、単調すぎず、そして何よりも登場人物それぞれが生き生きしている。この調度良い[歩調]で成り立っているこの作品は、是非とも多くの人に観てもらいたいと思いました。


きっとあなたも、アメリの[小さな魔法]が、あなたにも降りかかるかもしれませんから…。
コマミー

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