タッくん弐

アメリのタッくん弐のレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
3.9
クリーム・ブリュレじゃなくてクレーム・ブリュレが正しいらしい

人との器用な接し方が苦手なフランス娘の物語は日本でリメイクしても違和感ないと

無論主演はコミュ障全盛期しょこたん、とか夢想していたところ先日ちょうど舞台化

元AKB48渡辺麻友さん通称まゆゆが主演を務めたとのことで

人によっては怖かったり、エグかったり、ネガティブな印象を受けることもある今作ですが

AKBグループという修羅の国で頂点に立ったまゆゆの二面性を思うにきっと舞台はソツなくこなしたのではないでしょうか

監督がそもそも個性的な演出をする傾向なので観る側も選ばれる今作

しかしながらハッピーな展開は日本公開時、働く丸の内女子たちをはじめ、女心を捉えました

アメリを演じたオドレイ・トトゥの素朴感、自信なさげな表情は共感を呼びます

周囲の登場人物もそんなアメリが少しずつ影響することで変わっていきますが

あの頃チームBでチワワのように震えていたまゆゆは当時の小生に大切なものを守りたい感情を芽生えさせた

ちょっぴりメランコリックな表情しながら「雨の動物園」をペンギンの衣装で歌ってた彼女

そんなあの娘が大きい声で、ミュージカルの主演なんて成長以外の何物でもございません

ツインテールをやめないで
そして靴下は白でいて
ただし! 最後まで決して脱いではいけません

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐