タッくん弐

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のタッくん弐のレビュー・感想・評価

3.4
浅野いにお氏に対しどうしてもサブカル寄りの大学生が好む漫画家としてオシャンな印象を持ってしまうのは仕方ないこと

しかし今回遂にそのイメージを払拭する機会に恵まれ、喜び勇んで公開日当日初回に劇場へ

思いの外、内容が濃厚でしてまるで若者向け有名店のラーメン食ったような満腹感

今回は前編とのことですが次回後編に関しては小生、胃薬を持参する必要である年齢なのを更に自覚することになるのでしょう

ある面で非常に真面目な姿勢であるのと、拘りを示す態度であることを以前より作風からひしひし浴びておりましたが

小生が原作漫画未読の今作にも顕著に顕れており、最終兵器彼女師匠から引き継ぐビッグコミックスピリッツが劣等感にも似た心持ちにさすのです

迂闊に盲信する経験値の少ない若人達を可愛い絵柄で扇動しているようで不安に陥るのです

ですが主演声優のお二人も違和感なく世界観に溶け込めており、最近の売れている子達の器用さを改めて知る

主題歌に関しては当初から凛として時雨的な感想でしたがやはりどの曲聴いても直ぐに理解るキーキー言うほう

その他、演出や個性的なキャラの描き分けが劇中大変素敵だと思いました

主役2人でいうと太い眉毛のおんたん派なのは述べるまでもありません

次作も鑑賞してみましょう

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐