フジリソ

愛のむきだしのフジリソのレビュー・感想・評価

愛のむきだし(2008年製作の映画)
5.0
あれれ?牧師をしている父ちゃんが不倫に走っておかしくなっちまったぞ!

息子はおかしくなっちまった父ちゃんからの愛を得るために悪さを繰り返しいつの間にやら天才的な盗撮マンに!

そんな毎日の中で出会ったレズビアンのJKに一目惚れ!と思ったのもつかの間そのJKってば不倫相手の娘で父ちゃん再婚しちゃったー!

えぇっー!愛するあの子が妹に!?😱

怒涛のひとつ屋根の下。チイにいちゃんもこれには小雪どころか大雪だよと困り顔だとかそうじゃないとか。

そんなこんなでぬぅーんと悶々してる隙に気づけば家族揃ってセックス系カルト宗教に取り込まれちまった!オーマイゴット!

こうしちゃいられねー!妹を取り返すために単身カルトに乗り込むぞぉー!


みたいなものすごいストーリーラインですが驚くべきは実話ベースということ。でも冷静に考えると荒唐無稽過ぎてゼロからこんなん思いつかないかも。

4時間越えの超大作なのに異常なテンションでつくられているので体感はずっと短いです。見所しかない、マジ園子温天才だと思いました。

エネルギー満点でつくられた一作はお腹が空いたらスニッカーズで試算すると66兆2000億個と言ったところでしょうか。多分違いますね。

ただ、理屈抜きのエネルギーで駆け抜ける4時間は爽快かつ感動。

生理現象で泣いたのは初めてです。これが愛か。

下ネタどころの騒ぎじゃない変態パワー炸裂なのでご家族そろっての鑑賞はあんまりオススメしません。

ただ見ないともったいないっす。個人的にはこれを超える衝撃は未だない気がする。

ただ、繰り返しますが変態度はわりと高めです。
フジリソ

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