マルケス

ガンジーのマルケスのレビュー・感想・評価

ガンジー(1982年製作の映画)
4.0
いつかは観なければと思いつつ、3時間超の長さにずっと先延ばししてた。
国葬シーン(たった2分くらい)には30万人のエキストラが動員されたそうで、本物の記録映像かと思うほどのスケール。主演のベン・キングズレーは神がかり的な存在感だった。

非暴力を提唱したインド独立の父。その程度の知識だった自分にも解りやすく、南アの弁護士時代(若きダニエル・D・ルイスがちょこっと出てる)から宗教家、政治指導者となった一生をインド独立を交えて教えてくれる。

ガンディーさんは何から何まで次元の違う方だった。見習ってできそうなことが一個もない。ダメだな自分。
情報補完でネット読んでたら、インド国民にもそう思う人が少なからずいるようで、従来のガンディー主義が「理念的過ぎて現実的ではない」という評価も顕在化していたと。

そんな風潮の中『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラーニ監督が2006年に『Lage Raho MUNNA BHAI』という映画を撮る。ムンナー兄貴にだけ見えるガンディーが現れ「ガンディーギリー」(ガンディー的行動)を説く。ガンディーの教えを現代的解釈した内容が受けて再評価されてるって。←観てきた。おもしろ&感動の良作で星4つ!

最後にガンディーさんのお言葉を。
「“目には目を”は全世界を盲目にしているのだ」
マルケス

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