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贅沢な骨のakihiko810のレビュー・感想・評価

贅沢な骨(2001年製作の映画)
3.4
gyaoで視聴。行定勲監督。

ホテトル嬢をしているミヤコと、幼いころに受けた心の痛みを内に抱えたサキコの二人は、お互いを気遣いながら一緒に暮らしていた。ある日ミヤコは客としてやってきた男・新谷に出会う。新谷とのセックスに初めて満たされた気持ちを感じたミヤコは、その後も彼と会い続け、二人の関係にサキコを強引に巻き込もうとするのだ。三人それぞれに心に傷を抱えながらも、いつしか互いの小さな優しさに寄り添うようにおだやかな時間を過ごし始める。

行定勲監督も、初期はこんなアートサブカルな映画を撮っていたんだな、と思うと驚く。
麻生久美子とつぐみのただ透き通ってエロチックな関係性はよい。ただ、脚本は中身がなく雰囲気だけであり、「雰囲気作品」としての域は出ていないのが残念
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