akihiko810

愛なのにのakihiko810のレビュー・感想・評価

愛なのに(2021年製作の映画)
4.0
「愛を否定するな」
城定秀夫監督。城定、今泉力哉脚本。ラブコメディ

古本屋の店主・多田(瀬戸康史)は、一花(さとうほなみ)のことが忘れられない。その古本屋には、女子高生・岬(河合優実)が通い、多田に一途に求婚。一方、亮介(中島歩)と婚約中の一花。式の準備に追われる彼女は、亮介とウェディングプランナーの美樹(向里祐香)が男女の関係になっていることを知らずにいて...。

今泉力哉と城定秀夫が互いに脚本を持ち寄りR15+指定のラブストーリーを制作するコラボレーション企画「L/R15」の一環として製作された作品とのこと。
女子校生の純粋にエゴイスティックな恋愛妄想と、大人の打算にまみれた性愛描写が非常に絡んでいるというコメディ。
これは、今泉力哉作品(脚本だけど)の中でも、相当に私好みの作品であった。
「くすりとくるコメディ」としての純度、人間模様のドラマ、性愛描写、それらが抜群にうまく絡まり、妙味が出た作品だと思う。
「本作を好きな人とは、真っ先に友達になれそう」というのが感想。

女子校生役の河合優実が、健気で可愛すぎるのも、私好みで良き。
akihiko810

akihiko810