どういう映画かともうしますと、仮病で学校をずる休みする高校生のハナシ。
それだけの内容で映画一本出来ちゃうんだから、ジョン・ヒューズって人は凄い。
要領の良い高校生フェリス・ビューラーはサボりの常習犯で、今朝も仮病をつかって学校を休む。
「こんないい天気に、誰が学校なんか行くものか」
……ごもっとも。
親が仕事で外出するのを見計らって、カノジョと友人(彼の父親所有のフェラーリが目的)を連れて、街へ遊びに繰り出す。
ネットスラングで、“あざと可愛い”という言葉があるが、フェリス役のマシュー・ブロデリックはまさにこの言葉がピッタリの顔!!
目がクリっとしてて、口は少しアヒル口の童顔で、両親の前ではウザ!っと思うぐらい塩らしく振る舞って、親が出てったあとはガラッと変わって髪型や服をキメて遊びに出掛ける様子は、殺意を覚えるぐらい面白すぎる。
このサボりの尻尾を掴もうとやっきになるのがジェフリー・ジョーンズ扮する校長センセイ。
どっかで観たことある役者だなぁと思ってたら、「エド・ウッド」で怪人物クリズウェルを演じたあの人だった。
この校長がフェリスの家に乗り込んで、証拠をつかもうとするのだが、あの手この手のフェリスが仕掛けた罠にはまっていき、校長の受難はさらに続く。不憫なり……。
あと、チャーリー・シーンがちょい役(ヤクの常習者役なんてピッタリじゃあ~りませんか)で出ている。
「プラトーン」が同じ年の製作なので、特別出演というわけではなく、ブレイク直前の出演だったんだと思う。そう考えると、この映画もずいぶん古い映画なんだなぁ。
ん?まだ読んでるの?レビューこれで終わりだよ~。
って、この映画のラストみたいに書いたら怒られるなコリャ。