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女猫のHKのレビュー・感想・評価

女猫(1958年製作の映画)
3.5
今さらですが、フランソワーズ・アルヌールにちょっとハマってしまいました。
先日観た不倫モノの『ヘッドライト』、ミュージカル仕立ての『フレンチ・カンカン』に続き3本目は本作をセレクト。
今回はまたガラリと変わって第二次大戦フランスのレジスタンスを描くサスペンス。

主人公のコーラ(アルヌール)はレジスタンス活動で命を落とした夫の遺志を継いで組織の一員としてレジスタンスに加わります。
一時はミッションをうまく成功させて信用を得たものの、コーラが酒場で親しくなったスイスの新聞記者の正体は実はドイツ軍の将校で・・・

監督は『筋金(ヤキ)を入れろ』や『火薬に火』のアンリ・ドコワンで私は初見。
共演者で知ってる顔はレジスタンスの隊長役のベルナール・ブリエ(『太陽の下の10万ドル』『追悼のメロディ』)くらいでした。

以前にも書きましたがアルヌールは石ノ森章太郎の『サイボーグ009』の003のモデル。
本作ではレジスタンス組織のメンバーという設定とモノクロの美豹がより石ノ森氏の原作漫画のキャラを想起させます。
石ノ森氏は当然この作品も観たんだろうな~という作品でした。
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