ひろぽん

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦のひろぽんのレビュー・感想・評価

3.9
『インディ・ジョーンズ』3作目

考古学者であるインディの父・ヘンリーが、学術調査中に行方不明になった事が知らされる。それを知らせにきた大富豪で支援者のドノヴァンは、ヘンリーの捜索と彼が生涯を掛けたキリストの聖杯に関する調査を引き継ぐよう依頼してくる。ナチスと戦いながら、インディは十字軍のごとく聖杯探索の冒険に挑んでいく物語。

時系列でいうと1作目から2年後の1938年のお話。


インディ・ジョーンズ博士のわんぱくで正義感溢れる少年時代から始まる列車チェイスの冒頭から手に汗を握る展開でワクワクする。トレードマークの帽子やムチを使うようになった理由、蛇嫌いになった過去が明かされていく。

出演時間が10分程なのにインディの少年時代を演じたリヴァー・フェニックスの圧倒的な存在感が半端なくカッコイイ。

そして、インディ・ジョーンズの父であるヘンリー・ジョーンズが初登場するという回でもある。

今作ではこれまで明かされなかった目白押しい情報がドンドン公開されていくところが面白い。インディ・ジョーンズの過去、父親との確執、インディの本名、インディの名前の由来etc.....

前2作のダークネスな雰囲気と比べるとコメディ要素や冒険してる感が強くて気楽に楽しめる。特に父親役のショーン・コネリーとの父子の掛け合いが面白くてクスッと笑える要素が満載なのが良い。偶然ヒトラーにサインを貰ったり、飛行船でのチケット確認など笑える場面が散りばめられている。

ジョーンズ父子と関係を持ってしまうシュナイダー博士もやり手だなと感心してしまった。

相変わらず定番の大量の蛇やネズミなどの気持ち悪い動物たちが登場するのはお決まりのパターン。

世界中色んな国を渡り歩き大移動をしながら冒険しているアドベンチャー感満載の作品。原点回帰で敵がナチスへと返り咲く。

ショーン・コネリーやリヴァー・フェニックスをキャスティングするという豪華な一面も良かった。

シリーズの中でもアドベンチャー感が強くて好きな作品。
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