わたがし

震える舌のわたがしのレビュー・感想・評価

震える舌(1980年製作の映画)
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 どう考えても2時間かけてするような話じゃないストーリーを丁寧に丁寧に2時間かけてする映画。でも全然退屈しない
 娘が病気になったから治療する、って状況から医者への不信感、夫婦の距離感、運命って残酷だなあ、ってかそもそも人間ってさあ…みたいにひたすら精神論でグングン描写が進んでくのが楽しい。しかもほぼワンシチュエーションという
 治療描写もひとつひとつきめ細かいディティールで音楽と共に不安と不快をガンガンに煽ってくる。役者陣も子役含め皆、凡人の中に宿る狂人の眼をしていた。いい映画だな
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