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ワイルドシングスのyutaのレビュー・感想・評価

ワイルドシングス(1998年製作の映画)
3.0
ケヴィン・ベーコンさん、マット・ディロンさん共演のサスペンス映画。ケヴィンさんは、製作総指揮も勤めています。

映画の舞台はフロリダ州、高校教師のサム・ロンバート(マット・ディロンさん)は、女子校生から絶大な人気を誇っていた。
ある日、彼の教え子で地元で有名な富豪の娘であるケリー・バン・ライアン(デニス・リチャーズさん)が、車の洗車の手伝いを買って出てサムの家を訪れる。その後、ケリーはサムにレイプされたと訴え裁判が開かれることになる。高校教師のサムが教え子をレイプしたと言う事件は、街中を賑わす騒ぎに発展する。

無実を訴えるサムは、胡散臭いケネス・ボウデン弁護士(ビル・マーレイさん)に弁護を依頼する。地元の警察のレイ・デュケ刑事(ケヴィン・ベーコンさん)の捜査によって、ケリーの同級生スージー・トーラー(ネーヴ・キャンベルさん)も以前サムにレイプされていたと証言し、サムは窮地に追い込まれる。

ところが、裁判にてボウデン弁護士に証言の矛盾を突かれたスージーは、自身のレイプ被害がケリーに頼まれて言った嘘であり、更にケリーのレイプも狂言であると暴露し、サムが850万ドルもの多額の慰謝料を手にして裁判は終結するのだった。
しかし、この決着に不審を抱いたデュケ刑事は独自に再捜査に乗り出すだった・・・。


人気高校教師による教え子に対するレイプ事件は、複雑な背景が絡んでおり、映画中盤から物語が二転三転し、最後まで予想不能の展開で面白かったです。また、エンド・クレジットまで観ないと事件の全容がわからないという仕掛けはとてもスリリングでした。

中でも執拗に事件を追い回すケヴィン・ベーコンさん演じるデュケ刑事が、表情も常に薄気味悪くて最後まで目が離せない人物でした。
あと、レイプを訴えたケリーを演ずるのは、『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)でボンドガールを勤めたデニス・リチャーズさんでとてもセクシーな役でした。彼女は、2002年に俳優のチャーリー・シーンと結婚し、2子をもうけるも2006年に離婚しています。

そして、出演時間は長くないのですが、ビル・マーレイさん演ずるボウデン弁護士が存在感ありました。意外なキーマンです。
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