このレビューはネタバレを含みます
ロバート・ロドリゲス監督が脚本及び監督、ベン・アフレックさん主演のSFアクションスリラー映画です。
本作の原題は『Hypnotic』で、ヒプノティックとは「圧倒的な超能力で相手の脳を支配できる力」だそうで、それがまさに本作のキーポイントになっています。
ダニー・ローク刑事(ベン・アフレックさん)は、過去に愛娘であるミニーを誘拐され、後に誘拐犯は逮捕されるも、犯行の記憶がなく、娘の行方は不明のままであった。そのことから妻との関係も破綻してしまい、現場復帰に向けてカウンセリングを受けていた。
何とか現場復帰を許ダニーの元に、匿名電話で銀行の貸金庫に強盗が入るというタレコミがあり、相棒ニックス(J・D・パルドさん)と共に銀行前で監視している車へ向かう。そこで、ダニーは見覚えのある一人の男(ウィリアム・フィクナーさん)に目を付け、男が強盗であると確信し先回りして貸金庫を調べる。貸金庫の中身は、「レブ・デルレーンを見つけろ」というのメモが書いてある愛娘ミニーの写真が1枚入っていた・・・。
冒頭のシーンから、目まぐるしく事が展開していくのですが、中盤まで進んだ地点で、「え?」って事が起こり、再び逆戻りして、今までの話は何だったの?みたいな頭が混乱しそうなストーリーで、正直この展開は予想できませんでした。
ウィリアム・フィクナーさん演ずるデルレーンと言う謎の人物が、もうホント凄くて、もう無敵なんじゃないかって思うくらいで、主人公であるダニー刑事を追い詰めていく様が、緊張感があって面白かったですね。