こぅ

怪奇な恋の物語のこぅのレビュー・感想・評価

怪奇な恋の物語(1969年製作の映画)
4.1
'19〜'20冬のホラー/ミステリー祭④

イタリアのスタンリー・キューブリック⁈エリオ・
ペトリ監督による【サイコサスペンスなホラーな
ラブ・ストーリー⁈】。

猟奇的な悪夢に悩まされる前衛画家のレオナルド(フランコ・ネロ)は、恋人でエージェントのフラヴィア(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)と共に都会から静かな田舎に静養に出る。2人は郊外の静かな屋敷を借りるが、邸内では謎の足音や異常な現象が…。

前衛的⁈。スタイリッシュ。シュール。
ハマればハマる、、。

冒頭から暴走、ぶっ飛んでいて戸惑う。が、
それは◯で、ホッとしたものの、、、
レオナルドが単独、街へ繰り出してからも変は、
続き、一筋縄では済まない。
カップル共にぶっ飛んでいる。
プロット的には大して特筆出来ないが、 レオナルド
の病的幻覚⁈妄想⁈とエンニオ・モリコーネの
ヘンテコ劇伴(ノイズ⁈)が、【クセモノ】で
最後まで引っ張る。
また、【サスペリア 2】のカメラマン、 ルイジ・
クヴェイレルの撮影と編集もセンスが一味違う。
だだ、ワケワカラナイ或いはツマラナイでは片付け
られない。
いや、駄作か傑作【紙一重】の逸品か⁈
ボディブローな映画⁈。

ヴァネッサ他、ヴァンダ役ガブリエッラ・グリマ
ルディ、使用人エグレ役リタ・カルテローニ女優陣
も魅力的。


終盤の展開〜には騙された。

序盤からの伏線的⁈皮肉な落とし所(オチ)も
ブラックで効いている。
こぅ

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