秘録おんな寺の作品情報・感想・評価

狂気とかじゃなくてここはもともとそういうとこですからみたいなノリで格調高いというか上品な感じ。
お尻をプスプスッとするのも可愛いかった。
あとレズシーンでのアフレコのズレ具合もはしたなくしまいと敢えてズラしてる気がしてくる。
大ボスの中原早苗さんはPunpeeと付き合ってるAKBのひとみたいな感じがある。

エロ、レズ、被虐仕置きは含むが控えめで東映の悪趣味ポルノ路線とはさすがに一線を画す尼僧もの。チンピラ尼さん安田道代は気が強くて仲間思い。大ボス中原早苗が最後まで誇り高い悪でかっこいい。「わらわの足を舐めろ」！

めっちゃ期待してたのに…
ガッカリ映画だった。

陰湿なだけの映画。
陰湿さの中に突き抜けたバカバカしさや、ユーモアやエロも感動もなく、ただひたすら陰湿に陰湿が陰湿している。

欲求不満や保身に走った偉い尼さん達がぺーぺーの尼さん達を苛めるだけの映画。

主人公のおはるが実は復讐のために尼寺に潜りこんでいた、というのは驚いた。

ぺーぺーの尼さん達は寝るときタコ部屋にぎゅうぎゅうになって寝るのであるが、ある晩に一人の尼さんが「う～ん…もう！ムラ苦しくって寝られやしないよ！」と言って隣で寝ている尼さんに抱きついてチュッチュッおっ始めたのだが、自分は「ムラ苦しい」という日本語を初めて聞いたことに、少し感激した。