ひでやん

タンポポのひでやんのレビュー・感想・評価

タンポポ(1985年製作の映画)
3.7
伊丹十三デビュー作「お葬式」の次、
第二弾はラーメン屋。
女店主が営むさびれたラーメン屋を男5人のチームが力になり店を繁盛させる話。
タンポポのラーメンどんだけマズイねん‼向いてないんじゃないか。ぬか漬けと味噌汁は美味いのに、ラーメン全然ダメじゃん。
スープ、麺を試行錯誤する過程が面白い。無性にラーメンが食べたくなる。
美味いラーメンを作り、店が繁盛するってゆうシンプルなストーリーなんですが、伊丹十三が食材をテーマに映画を撮ったら、それだけでは終わらない。
ラーメン屋のストーリーに、いろんなサブエピソードを挟み込んだ。
フランス語のメニューが読めない話、
ズルズル音を立てるスパゲッティの話、
白服の男と情婦の食材愛撫、
死にかけかーちゃんのチャーハンなど、
本編とはまったく関係ないが、食べ物をテーマに映画を撮ったら、いろいろやりたくなったんかな。
車海老や卵の黄身のシーンはナインハーフを思い出した。
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