家族って正直面倒なもので、それは歳を取れば取るほど余計にそうなるものだなと感じている。
家族って結局はそんなものだ、とコミカルに憂う映画である。
年老いた親は孤独になってしまうけれど、成人した子どもにも自分たちの生活があるから仕方ない…。
だからってそれはさすがに悲しい。
けどこれがリアルなのだなと思った。杉村春子さん演じる長女の対応なんて、わたしの親戚にも似たような人いる笑
何気ない日本の原風景が相変わらず美しい。
物干し竿にさしてある洗濯物、煙がもくもく出る火力発電所の煙突など。
家族を通して人間の人生の普遍的なもの
ちょっと「お早よう」と人物設定が似ている。特に實ちゃんと勇ちゃんのキャラが。
笠智衆さんのうちわを扇ぎながら遠くを見つめる潤んだ瞳が全てを語っていた。
家族という関係性はだいたいどんな人の人生にもつきまとうものだけど、そのたまにうざったいと思う関係は実は貴重なものだと噛み締めながら生きたい。
…だけどすぐそんな気もちはころっと忘れてしまうのだ笑