このレビューはネタバレを含みます
お互いに暗殺者である事を隠している夫婦の話。
暗殺者同士が夫婦になるという、なんだか『SPY×FAMILY』っぽい話だな～と思いつつも、昔ながらのハリウッド大作という感じで楽しめました。
設定や物語はリアリティーに欠けるものの、そこは主演俳優の圧倒的なスター性でカバー。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーをキャスティングした時点で勝った様なものでしょう。
２人が画面に映るだけで見とれてしまうか、これぞハリウッドスターだな～と思わされましたね。
まぁ、あまりにもスター性があるが故に、とても生活に疲れた倦怠夫婦には見えないのは玉に瑕な部分。
もっとプライベートと仕事の部分で落差をつけて、コメディー要素を強めても面白かったかもしれません。
ドナルド・グローヴァーによるドラマ版は、おそらくそっちに舵を振るんじゃないかな？
今のハリウッドに、当時のブラピ＆ジョリー程の客を呼べるスターはいないと思うし、こんなに頭を空っぽにして楽しめる映画もなかなかないわけで。
そういう意味では、なんだか懐かしい気持ちにさせられる映画でもありました。
大味で荒唐無稽なバカ映画として、ディスる事はいくらでも出来るけど、こんなバカ映画を作れるくらい、昔のハリウッドは夢もお金もあったんだな～。
