こたつむり

ラスト・ボーイスカウトのこたつむりのレビュー・感想・評価

ラスト・ボーイスカウト(1991年製作の映画)
3.9
♪ 何を信じているかなんて
  そんなこと問題じゃない
  しらけてるこの街を
  スピードで振りきって

アクション映画と言えばトニスコ。
何を置いてもトニスコ。それ行けトニスコ。僕らのトニスコ。スコスコトニスコ。コストコじゃないよ。

アクション映画と言えばブルース・ウィリス。
『ダイ・ハード』で大ブレイクのウィリス。それ行けウィリス。僕らのウィリス。ウィーアーウィリス。ウイルスじゃないよ。

そんな二人が出逢ったら。
化学反応ドデスカチン。超合金も真っ青なカチンカチン。硬くて堅いアクション映画の出来上がり。行き当たり場当たりなんて言わせねエ。男はタフさだ、アタマじゃねエ。

だけど、ロンリーウルフも限界サ。
できれば、相棒がいれば助かるサ。
So、今回はアイツ。myヒーロー、デイモン・ウェイアンズの登場サ。

ついでに主人公の娘も頑張っちゃうゼ。
思春期真っただ中のダニエル・ハリスが頑張っちゃうゼ。ただのバディ映画じゃないよ、頑張っちゃうゼ。迷走している感もあるけど頑張っちゃうゼ。

そもそもこれって何の映画?
男の映画、鋼の映画、魂の映画、友情の映画。
黙って観れば良いんだゼ。心で受け止めれば良いんだゼ。

まあ、そんなわけで。
80年代の大雑把さを引きずったアクション映画。
複雑なことを考えずに楽しめる…そんな作品をお求めならば是非に。

最後に余談として。
大味な映画と言えばマイケル・ベイ。
でも、年代的に言えばトニスコの方が先輩になるんですね。つまり、本作はその先駆け。

確かに「整合性って何?食べれるの?」と言っちゃうほどに、勢いだけの展開が続くんで、映画は映画の作った道を沿って歴史を刻むんだな、なんて考えちゃいました。勿論、本作はそんな深みを味わうタイプじゃないので、あくまでも余談なんですけど。
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