ぬーたん

今そこにある危機のぬーたんのレビュー・感想・評価

今そこにある危機(1994年製作の映画)
4.0
ハリフォ祭り4作目!略して、イマキキ!パトリオットゲーム』の2年後に公開。パトのラストからのジャックの家族の成長を見ると話も2年後位か。こちらも評価低めだけど、何故かな~?若い人にはウケないのかも?私は大好きな作品!原作も当時読んだけど、映画と微妙に違って、どちらも面白かった。
パトよりはずっと良い!何といってもジャックの家族が狙われたりしないのがいい。でもその分家族は殆ど出て来ない。家族や上司のCIA副長官グリーア役は同じ俳優。今作ではこのグリーアが病床に居ながらの重み或るセリフが良かった。
肝心のハリフォもいいねえ!曲がった口やアゴの傷跡もカッコよく見える。まさに不死身のアクション満載の序盤。リーアム兄さんに負けんよ。
大統領にドナルド・モファット。いかにも大統領の顔!スラリと長身、他作品でも副大統領など要人役が多い。2018年死去。
補佐官にハリス・ユーリン。良く観る顔は『24』などドラマが多い。
その右腕となるリッターにヘンリー・ツェニー。これがスクリーンビュー。現在61歳。
麻薬組織のボスにミゲル・サンドバル。バットを振り回す気の短い男が、家族にはニコニコのメロメロ。その2つの顔が『ゴッドファーザー』を思い出させた。部下に残酷な指示を出しながら、奥さんにキスし子供を抱き上げ、孫と遊ぶ。ボスは情に熱くなければいかんのよ。
その参謀にジョアキム・デ・アルメイダ。アルメイダ!絶対この人は悪役だ!私生活では6か国語を話すなかなかのイケメン。良きパパのようだ。『あの日、欲望の大地で』が良かった。
そして何といっても、今作の見所は、ウィレム・デフォー。CIA工作員で海軍特殊部隊出身。ハリソン・フォードをハリフォなら、ウィレム・デフォーはウィフォーと呼ぼう!猿っぽいからウッフォーにしようかな笑。
この役はぴったり。孤高の工作員、という感じでジャングルを歩く姿も溶け込んでいる。まさに動物的な!まだ若かったウッフォー、サラサラ金髪に大きな目はロバホ(レッドフォード)にも似て、一時停止して鼻と口を隠したら、まぢロバホに似てるよ、イケメンじゃん!と手をどけたらそうでもない。鼻と口はジミー大西っぽい。でもそんな野性的なお顔が個性的で忘れられない印象を残すのよね。
今回はこのハリフォとウッフォーがVSかと思いきや+いや二乗のパワーで見せる!最高のコンビ!そのラストにぬーたん涙😢まさかのハリフォとウッフォーに泣かされるとは!当時も泣いたのかな?って3回は観てるのにさ。
アメリカって本当にこんなことやりそう、リアルだわ。内部抗争とか言って実はアメリカの仕業って!怖いわ!
大統領だろうが何だろうが怯まず、真っすぐな瞳のジャック・ライアン!
感動のラストでこのシリーズを〆!
グッドジョブ!
ぬーたん

ぬーたん