前作の舞台となったバーキッツヴェルには、世界中から観光客が訪れていた。
地元で生まれ育ったジェフはその客を当て込み、“ブレア・ウィッチ・ハント”ツアーを企画するのだが…。
記録的大ヒット、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の続編映画。
B・W・Pの後日談というよりも、「B・W・Pが大ヒットを記録した後日談」という世界観。
続編と銘打ってるが、監督も脚本も製作も俳優も、なにからなにまで、前作とは異なり「ブレアウイッチ」という名前だけを拝借したに近い、製作陣だ。
ビデオカメラ撮影による恐怖描写から一転、通常のカメラ撮影により一見続編かわからないほどの変貌を遂げている。
1は映像マジックもあってラストはかなり不気味でしたが、この2は別物と思ってみた方がよいですね。
前作の映画を見て興味を持った人が「魔女の森」を見るツアーに参加し、そこで奇怪なことが起こるみたいなストーリー。
前作と違って、「本当にあった事件を再現して映画を作ってみました」って言うノリ。
今回は、前作と違い、「映画」としての構成で作られています。
なので、前作で面白いと思った人からは、次は何をやってくれるのか、という過度な期待から不評。
前作が駄目だと思った人は、観やすくなり、前作よりマシというような意見が比較的多いようです。
因みに自分は後者です。
ただ、演出はダラダラだしキャストはダメダメだしで中途半端なホラーに仕上がってます。
映画っぽく撮ってるだけによけいにB級臭は否めない。
しかも、変な映像が映ってるらしく、ヒントをもとに自分で探せ的な感じだったので、時間のなかった自分には、かなり面倒でスルー。
実際にあったこととビデオで記録されていることが違うというプロット自体は結構良いので、ストーリーは煮詰めたら結構面白くなったんじゃないかな?
お金をかけただけあって、「ブレ」がなくなった点は評価出来ると思います。
映画本編より、特典映像?の「ブレアウィッチの影」の方が面白く感じた。