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私の20世紀の426のレビュー・感想・評価

私の20世紀(1989年製作の映画)
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「気になるあの子をデートに誘うなら、相手が興味あるものを選んだほうがいい。もし何に興味があるかわからない時は水族館か動物園だと高確率で行ける」
なんて話を初心な若者オダくんにしていた際、元ヤン風の先輩(女性)が「動物園なんて行かないよ、行きたい?」と話に入ってきた。
えー動物園楽しいじゃないですかと言うと「楽しくない。行かない」と頑なに否定するので、もし高橋ヒロシ展があってデートに誘われたら行きます?と聞くと「絶対に行く」と即答した。
私が伝えたかったのはこれだよと言うと「あぁ…なるほど…」とオダくんは少し愛想笑いをしていたが私は満足して席を立った。

絶賛ハンガリーが気になる2022中の私、「心と体と」の監督デビュー作がアマプラにあると知り鑑賞。生き別れた双子が詐欺師と革命家になって再会する話だが語り口が童話のようで見ていて不思議な気分になる。デートで行った動物園でのチンパンジーの語りはなんじゃこりゃと思いつつ笑ってしまった。
女性の参政権についての講義をする男根主義者の講義とか馬鹿すぎて最高やったね。89年の作品だが今の日本のおっさん達にそっくりで今作のハイライト。
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