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奈落のマイホームの426のレビュー・感想・評価

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)
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蒸発した父親のせいで一軒家から引越しが決まった時の事は今でも覚えている。
とりあえず母親は次の住む場所を探し、兄貴と私は持っていく物捨てる物を選んでいた。
たくさんの漫画やCDはほぼ捨てず(我々個人の物は)大概持っていくとなったが、いらないと判断したものは二束三文にもならない父親のものばかりだった。
弾けないのに何故かあったアコギ
吹けないのに何故かあったサックス
エロ画像まみれのPC
なにこれ?と思うようなアダルトなビデオテープ

当時大概のものはゴミの日に出せたので特段処分に困りはしなかったがまぁたくさんあった。

引越しの最終日、近所のおば様達が「何か手伝う事はない?」とこぞってやってきた。母親は「ナイナイ!」と笑いながら答えていた。

9/1は世間では防災の日であるかもしれないが、我々家族の間では疫病神が消えた日と言っている。コロナも落ち着いた風潮なので今年の9/1はひさびさに母親とご飯にでも行こうかな

苦労して買ったマイホームのマンションが地盤沈下により地下へ落ちる今作。オープニングでの主要人物の登場シーンは見事な作りであったが、地下編でのトンデモ展開に少し面白みを欠いたなという印象。
まぁ軽い気持で見るにはちょうどいい作品です。

楽曲は使われてませんが登場したのでイエローサブマリンポイントは10ポイントとさせていただきます
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