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私の20世紀のbowcatのレビュー・感想・評価

私の20世紀(1989年製作の映画)
4.5
時間のあるときにゆっくり観たい
疲れてたら眠くなるかも
でもお話はファンタジーに溢れてる

1880年にハンガリーのブダペストで
生まれた双子姉妹👭リリとドーラ
孤児となり井戸の横で寝ていると
二人の男がそれぞれ連れさらって
別れ別れになってしまいました

そして1900年、リリは女性運動家となり
ドーラは男を手玉にとる女詐欺師となっていた
神のイタズラなのだろうか
偶然オリエント急行に乗り合わせたふたり
共にブダペストで降り
ドーラは宝石商を狙い
リリはテロを企てるのだったが
二人ともZという男と出会い
Zに恋心を抱かせてしまう

Zはどちらに恋したのかなぁ?
キスしただけで引っ叩くリリ
笑いながら横たわるドーラ
タイプが違いすぎるのに、同一人物と思うZ

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『心と体と』の監督さんデビュー作
ただのファンタジーではない

ドーラは男社会の男たちの懐に飛び込み
男を騙して、したたかに生きている
リリは女性の権利を勝ち取ろうと運動家として
民衆に訴えかけ、男社会を覆そうといている
二人ともやり方は違えど、男社会には反抗的

男にとって女性とは…
Zは答えを出せるのか否か?

89年の作品だから、今より男社会
当時は時代をリードしていたかも…
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