「ハンサムが出ている映画」を集めたミーハー心のショーケースであるマイ iTunes 映画ライブラリの中で異彩を放つ名作は家人の代理購入分、セールで買って長期間積んでました。長いんだもん…（2h40m）。アルトマン大好き。これもまた群像劇です。「24 人のスター」の紹介から始まる、誰も知らんがな。押し付けがましく鬱陶しいカントリーソングのパレードは、聞けば音楽として楽しめるけどさ、アルトマンの複雑な皮肉を受け止める心構えが微妙で宙吊りにされる。変な快感。笑い物にしてないんですよね、ダッサいカントリーのショーを。南部の保守性そのもの。大統領予備選の選挙カーの街宣騒音の中を、「歌手になりたい」人と歌手と自称 BBC レポーターと謎のマジシャンがうろうろ絡み合う。それがもうめちゃくちゃ面白い。何の前触れもなくカークラッシュして回収しないで放ったらかす、なんて冷徹な世界観だろう。カメオ本人役エリオット・グールドの胸毛！ 長尺をいつまでも見ていたい、終わらないでほしい、けどわりとカタルシスで終わった。ナッシュビルはテネシー州の地名でした
