円柱野郎

黒いジャガーの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

黒いジャガー(1971年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

舞台は1970年代のニューヨーク。探偵である主人公・シャフトはハーレムのボスから誘拐された娘を取り戻すように依頼される。

黒人による黒人のための映画という点で、ある意味金字塔的な作品。
あくまで娯楽映画だけど、まだまだ差別意識が強く残る時代であって、そういった黒人達の白人に対する鬱積したモノが画面に現れているのが分かるね。
だからこそスタイリッシュなシャフトが、白人警官達に軽口を叩き、マフィアを撃ち殺すという“ブラックパワー、ここにあり!”の様な痛快さがウケたのだろう。
実際にこの映画は大ヒットしているわけだしね。

今観るとストーリーラインは平凡なモノだとは思う。
でも当時の空気感が良く出ているし、個人的には興味深く観られました。
円柱野郎

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