チャチャのパパ

ペパーミント・キャンディーのチャチャのパパのレビュー・感想・評価

4.1
イ・チャンドン監督の映画は、「ポエトリー」、「オアシス」ときてこの「ペパーミント・キャンディ」

物語は7章に分かれていて、1999年から過去20年に遡って行く。やでももっかい見直すよ。ソル・ギョングの顔の変化も気になるし。

各章の切り替わりで、線路を走る映像が時間を遡るのを表していて、「あ、4年前か!」とか分かるのだが、監督のインタビューで言ってたけど、撮影もあえて見せる順番、つまり現在から過去に撮ったんだって。役者さんは大変だ!

観てる方にも、容赦無い。だって、後半の方で「ああ、この人に悪い事が起きなければいいのに!」と思っていても物語は確定してるんだもの。それって現実世界とおんなじだ。なんと厳しいのだ、イ・チャンドン監督。

でも、最終章のアレは繋がっているよね。ね、そうでしょ?