広島カップ

キリクと魔女の広島カップのレビュー・感想・評価

キリクと魔女(1998年製作の映画)
4.0
アフリカのある部族の村は魔女カラバによって支配され、苦しい生活を強いられていた。
そんな時、とっても小さいけれど勇気のある日本でいえば一寸法師のような男の子が村に産まれた。
彼の名はキリク、誰かが命名した訳でもないのに自分で勝手に自己紹介するという頼もしい男の子。産まれて直ぐに言葉を話し高速で走り回る。
彼が魔女から村を護るという、奇想天外かつ独特なシーン展開速度と鮮やかな色彩&デザインに思わずニコニコしてしまうアニメーション。

『ディリリとパリの時間旅行』(2018)を観て直ぐさまファンになってしまったミッシェル・オスロ監督。本作でも抜群のイマジネーション溢れるアニメ世界を展開していて、大人から子供まで楽しめます。

冒頭の製作者クレジットを見てハッとなったのが音楽にセネガル出身のユッスウー・ンドゥールの名前があった事。それほど目立つ音楽を付けてはいませんでしたが、最後の方にアフリカンなパーカッションリズムを刻んでいて、彼をはじめとしたワールドミュージックブームがあった80年代を懐かしく思い出しました。
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