Oto

トイ・ストーリーのOtoのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)
3.9
小さい時に観て以来だけど、大人になっても響く哀愁。ウッディの持つ不安やずるさとかバズみたいな挫折とか、自分も経験してる気がする。
アクションは最後までスリリングだし、ミュージカル演出も音楽も良いし、着火の伏線とか好き。
シドは完全にシリアルキラーの卵だし、設定とか展開のツッコミどころはいくつかある。おもちゃの自覚がないバズが子供の前では静止してるのとか、おかしい。
でも人間の前ではしゃべれない設定が最終的に上手く活かされてるし、バディ物としても完成度高い。

解説
長編劇場用CGアニメの先駆け、革命的作品。ディズニーの技術(生命を吹き込む、ストーリーの大切さ)も活用しつつ、監督たちが脚本講座に通ったり古典映画の研究をするところから始まった。制作中断も経てブラッシュアップを凄く重ねた。各おもちゃ会社が映画に対して非協力的だったみたいな逆境も作品の力で打破した。
この映画の作り手の目的も子供達を喜ばせることなので、ウッディ達と同じ気持ちなんだろうけど、ウッディはアンディの親であり友達であり労働者であるわけで、誰が観ても感情移入できるような作りが上手。。
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