こうだい

名探偵コナン 世紀末の魔術師のこうだいのレビュー・感想・評価

3.9
劇場版『名探偵コナン』シリーズ第3弾!

怪盗キッドが撃たれる衝撃展開はありつつも、他の劇場版と比べれば静かめ(?)な作品。

1999年に世紀末の魔術師という粋な題材。前半は怪盗キッドの格好良さが全面に押し出され、彼の鮮やかな手法が夜空に映える。vs怪盗キッドものとしても、コナンと平次のバディものとしても面白い。後半は探検ものになるが、少年探偵団の集結や大掛かりなからくり等、飽きることなく楽しませてくれる。特に全てのピースがハマったあのシーンは最高に綺麗だった。

昨日犯人とやり合っちゃってちょっと怪我してる高木刑事が好き。

コナンが引いた「正体が明るみになる」というおみくじを劇場版初登場となる平次に茶化されるという流れが凄く良い。まだ蘭が新一が帰ってこないことを深刻に思っている故に要所要所で胸が苦しいが、そんな中迎えるラストが素敵でした。
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