シリーズ二作目ということで、三作目のクライマックスへの助走もありつつ、見どころ盛りだくさんの傑作ハイファンタジー。
離散した旅の仲間たちだが、お互いを信じて、使命を果たすためにそれぞれのルートで進んでいく。
フロドとサム。
メリーとピピン。
アラゴルンとギムリとレゴラス。
そして思わぬ人との再会。
それぞれのチームでそれぞれの難題にぶつかりながら、苦難を乗り越えて行く姿に胸を打たれます。
一番キツい大役である指輪の運び手となったフロドの、指輪の魔力との闘いや、それを守るサム。2人をつけ狙う存在やある人の縁者との出会いによるピンチ。
メリーとピピンの機転や知恵を使った戦い。
アラゴルンとギムリとレゴラスの闇の大軍勢との戦争。
特にこのパートは人間の国ローハンの軍に3人が加勢することになるのですが、圧倒的な勢力差に対戦前は絶望しかないです。
開戦前夜〜開戦、ドキドキしっぱなしでした。
正直みんな怖い。勝てるわけない。
でも、最後まで仲間を信じ、恐怖に負けないで悲愴感出さず、死力を尽くして戦う姿に感動でした。
そして、ラスト希望の光が差した時、思わず感涙。
旅のメンバーみんなが主人公ってくらい、それぞれカッコよかったです。