Mizuki

TIME/タイムのMizukiのレビュー・感想・評価

TIME/タイム(2011年製作の映画)
5.0
紙幣や電子マネーでお買い物や一部のサービスを我々は受けていますがこの映画は自分の残りの寿命であるTime(時間)で決済を行います。
自分の寿命と引き換えに数々のサービスを受ける事で物の大切さや日々の生活が当たり前じゃないのだと知りました。
しかし、世界中の市場を管理するシステムによりお金持ちの人が永遠に生きられ貧乏な人はずっと貧乏であるように構築され社会全体のバランスを保っている事に気づく主人公はたくさんの時間を持った富裕層の会社や銀行、金貸を襲い貧民層の方々へ時間を配ります。
特に主人公のウィルと相棒のシルヴィアが今まで生きてきた環境とは天と地程違うのにお互いを理解しあって全ての人が平等に生きれるようにと言う目的と使命のため命懸けで時間管理局のタイムキーパーと銃撃戦をするシーンにはハラハラドキドキしました。
元々シルヴィアは大富豪である父の会社の令嬢であり永遠の時を過ごせるはずでしたがウィルとの出会いをきっかけに世界全体への視野が向けられ今までに無い貴重な体験から彼に惹かれていく時にやんちゃな性格になってきて可愛かったです。

もう一度見た時に時間は腕に記されるのですがその時間が腕に表示された瞬間から顔や肉体は歳を取らず寿命だけが刻一刻の時間を削っていく事がわかりました。

最後のシーンで2人は指名手配されますが皆んなの為に大きな銀行へ時間を奪う為に潜入する場面で終わりますが全体の時間を管理するシステムが解決していないので続きがあったら良いなと思いました。

この作品を通して刻一刻と時を刻む僕の寿命を考え後悔の無い様に全力で生きていたいなと思いました。そしてシルヴィアが可愛すぎました。
Mizuki

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