Mizuki

オブリビオンのMizukiのレビュー・感想・評価

オブリビオン(2013年製作の映画)
4.0
この映画のシナリオはスガウと言うエイリアンが人類へ侵略してきた事で核兵器を使い撃退に成功します。
しかし、格兵器の使用により地球が荒廃し人類の半分が天体の土星付近にある大規模な衛星への移住を余儀なくされます。
主人公のジャックハーパーは元海兵隊司令官であり相棒のヴィクトリアオルセンと言う女性と2人で生き残ったスガウを始末する為に地球に残りました。
いつも通りの上空から地球を監視する任務を遂行していると地球船が落下し人々の人命救助へ向かうも一緒にいたAIが搭載された機器が誤作動を引き起こし月々と人々を射殺、勇逸生き残った女性に何が起きたのか問いただすとジャックの恋人である事がわかりました。
しかし、ジャックには身に覚えが無く記憶を書き換えられていると告げられます。
何が真実で自分が何者なのかわからず施設から脱走し彼女と目的の場所へ向かうと記憶が少しずつ蘇ります。
ジャックは監視施設へ戻りヴィクトリアへここは危ない一緒にここを抜け出そうと話すもヴィクトリアは断固反対し任務違反としてモニターに映る上官へ話します。
するとAI搭載機器が2人に向けて発砲しヴィクトリアに辺りそのまま冷たくなり亡くなってしまいます。ジャックは怒りモニターに映る上官へ自分が何者なのか問うと衛生まで帰還すればわかるわと告げられ施設を後にします。
ジャックは彼女が待っている場所まで飛行船で向かい合流すると上空から自分が乗っている瓜二つ飛行船が降り容姿から何まで自分とそっくりな人物が降りては辺りを探索し始めました。
ジャックは彼を襲い飛行船を奪った後に監視施設へ向かいます。するとそこには先程射殺されたヴィクトリアがいました。
ジャックはヴィクトリアへ感謝の言葉を述べますがヴィクトリアは不振に思いますが彼を見送りました。
ジャックは彼女を地上へ残し1人衛星に向かうも人類は残っておらず巨大なAIだけが地球を監視しいくつものジャックがコピーで作られていました。今いるジャックはコピーでオリジナルはとうに死んでいる事からAIを巻き込み自爆。
地球上に残した彼女は家を建て残った民間人ともう1人のコピーのジャックと共に生活する場面で映画は終わります。

この作品を通して自分の記憶がAIにより作られた事がわかりオリジナルでない自分が彼女を愛す資格が無い事を悟り自らAIを破壊した時のシーンには涙が溢れました。
なぜたまたま自分だったのか、オリジナルの彼女が命をかけて告げにきた自分がコピーだったことへの失望感はとても言葉には表せられないです。
AIの発達による人類への影響は計り知れないと思いました。
Mizuki

Mizuki