ぬーたん

TIME/タイムのぬーたんのレビュー・感想・評価

TIME/タイム(2011年製作の映画)
2.8
SFスリラー。近未来、人類は25歳から年を取らなくなった。ずーっと25歳のまま、顔も体も!夢のよう!いいじゃんいいじゃん!みんな若くてみんなピチピチ!しかし、それでは人口過剰になっちゃうから、お金=時間にし、貧乏人は時間が少ないから早く死ぬ、というシステム。一方のリッチな方は千年、万年という単位の時間を持っているセレブも居る!この貧乏チームと金持ちチームは居住地域も隔離されている。何故って、危険だから!だって個人が持っている時間、簡単に盗めちゃうんよ。相手の腕をグッと掴むだけで!なんて簡単なの?寝ている間に、或いは睡眠薬でも盛られたら、その間にスッカラカンに時間を盗まれたら、即死じゃん。ちょっとどうなのよ~という設定。悪い予感しかしないスタート。
チームボンビー代表のウィルをジャスティン・ティンバーレイク。まだ20代だったのかな?若い。そして頭をスッキリとボンズにして好青年っぽい。しかしどうも演技は今一つ。元々が歌手だし、今作は映画初主演だったらしい。
チームリッチ代表セレブの娘シルヴィアにアマンダ・サイフリッド。サイフっていうだけあって金持ちチーム入り。23歳位?可愛い。あのギョロっとした目は特徴的だが、髪型や服装がケバ目なので、一瞬、違うかな?と思ったけど。ミニスカに綺麗な足。裸で海で泳ぐシーンあり、でも見えない暗くて!黒い下着に潜む巨乳、でも邪魔が入る!オッサン2度残念!
警察みたいなタイムキーパーさん。キリアン・マーフィー。ついこの前観た『ハイドリヒを撃て!』ですっかり気に入った俳優は、今作でもクール。ビー玉みたいな瞳が悲し気で、ロボット的で怖いの。
ウィルの母をオリヴィア・ワイルド。母?と思うが25歳から老けないから納得。この方も大きな目とビー玉のような瞳。
チームリッチからボンビーゾーンに来た男ヘンリーにマット・ボマー。『ホワイトカラー』からずっと好き!こんなイケメンで筋肉マンがゲイなのがまた良いのよね。
俳優は地味ながら結構好きなメンバー。お金の代わりが時間という発想。チームが分かれているのがどうなるか?など、もう好きな感じしかなかったのに‥。先ずはこの世界の仕組みに穴が多過ぎる。簡単に盗めるとか、マフィアを野放しにしてるとか。そして時間の管理とかもよく分からん。
主人公がこの世界をどういう風に変えようとしているのか、そのやり方とかもその場で決めているような。そしてこのお嬢も、ただミスターボンビーにすっかり惚れて、この男のためにやって的な。
まあ、とにかく、風呂敷広げただけ。中盤辺りからは退屈だった。109分と短いから何とか観れたが。
監督はアンドリュー・ニコル。『ガダカ』は良かったけどねえ。
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