「寝ずの番」=故人を寂しがらせないために傍で一晩中線香とろうそくの火を絶やさないようにするのですが、私の地元では通夜の晩に故人の傍らで宴会、そして故人の思い出を語います。
最近ではそんな寝ずの番も減っているようですが・・・
この映画は大御所落語家が亡くなったお通夜の席で“寝ずの番”をする弟子や故人とゆかりのある人たちが、悲喜こもごもの思い出話に花を咲かせる人情物語。
まるで落語の小話を聞いているような感覚でテンポは良い。
しかし内容はちょっと大人向けのアダルトな内容ってか、かなりダイレクトで下品。
この日本の文化も『おくりびと』のように海外でウケそうな気がしますが、なにぶんこのシモの連発を海外に紹介するには恥ずかしいなぁ。