ゆーさく

J・エドガーのゆーさくのレビュー・感想・評価

J・エドガー(2011年製作の映画)
3.7
マザコン女装趣味のディカプリオは必見!

力一杯コンプレックスの塊みたいなフーバー長官を演じるディカプリオ。
相変わらず暑苦しい。

アーミー・ハマーの演技が、しっとりしてて好き。

ガツガツ前に出るディカプリオ、後ろを支えるアーミー・ハマーのポジショニングが物語に奥行きを与えていて良し!


大統領や幹部の弱味を調べあげ、脅迫まがいの戦法で自分の言い分を通すフーバー。


自分のやってることは国のためなんだ正義のためなんだ、と信じて突き進むも、善悪や虚実の境界はだんだん曖昧になっていく。


怒って狂って、誇示して、悲しんで、感情がとっても忙しいフーバー。


最後は自室のベッド脇で発作を起こし真っ裸で死亡。
どれだけ強大な権力を握っても、最後は醜い死体に成り果てる。


アーミー・ハマーがフーバーの死体を見つめる表情が悲哀を滲ませ実に良い。


全体的には良い映画なんだけど、万全の体調で観ないと確実に寝る。
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