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七人の侍のreifのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
5.0
再見を期しつつもなかなか取り組めない筆頭『七人の侍』。長尺だから。「休 憩」があるから。以前から憧れていた午前十時の映画祭で 4K 版がかかる! 日曜朝八時に起きられた、行ける! と勢いで行ってきました。素晴らしいことは言うまでもない。極上のエンターテイメント、黒澤の絵力に巻き込まれる 207 分です。志村喬は完璧超人すぎて「こいつを信用してはならねえ」となる、いつも。菊千代じゅうさんさいラブ。前観た時は、奇声を発する変な奴(世界の三船敏郎に何てことを)と見えた。トリックスターなんですね。侍でもない百姓でもない、この世界にどうしても馴染めず何とか居場所を探している。かわいい、かわいそう。ラストシーンの墓の迫力、燃える水車、「おおおおお」以外に言葉がない。スクリーンで観られてよかった
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