Harigane

七人の侍のHariganeのネタバレレビュー・内容・結末

七人の侍(1954年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

<あらすじ>
戦国時代において、農民たちは連日繰り返される野武士による強奪に苦しみ、白米すら満足に食べることができない生活を強いられていた。
そんな中現れた人格者の島田勘兵衛(志村喬)に農民たちは助けを乞う。
報酬は腹一杯の飯のみ。
始めは断った勘兵衛だったが、やがて農民たちの抱える苦しい状況を察して頼みを引受け、野武士たちに対抗する為に七人の侍を集めていく・・・

<感想>
まだ観てないん会、参加しました🤣
剣々さんに今回参加無理ですと言っておきながらも💦

観る観る詐欺は常習犯なんですが、今回は観れないと言いながらも出張移動中に観る事が出来ちゃいました😅🙌

黒澤明監督の3時間以上にも及ぶ超大作✨
久しぶりに再鑑賞しましたが、やはり面白いですね‼️

農民たちの置かれている状況。
それを理解して野武士に対抗する事を決意し、侍探しを始める勘兵衛。
戦いのシーンに至るまでのプロセスも、十分に見応えありました💫

兎にも角にも一番印象的だったのは菊千代(三船敏郎)🔥
粗削りな所は多々ありましたが、子どもたちの前でおちゃらけて笑わせたり、七人の侍の中でも間違いなくムードメーカーになっていましたね🌟

百姓たちが武者狩りをして入手した武具を勘兵衛たちにどや顔で見せつける菊千代⚔️
しかし百姓たちに殺された落ち武者の気持ちを思いそれを受け入れない勘兵衛たちに対して、
「百姓ってのはなぁ、けちん坊でずるくて、泣き虫で意地悪で、マヌケで人殺しだ。
だがなそんなケダモノ作り上げたのはおめぇたちだろ!」と菊千代は声を荒げる。

そして勘兵衛から、「貴様、百姓の生まれだな」と言われると何も言わずに去っていく菊千代…👣

百姓たちと共に戦いながらも、彼らの根底には侍魂があり、また百姓の出の菊千代は百姓の気持ちがよく分かる。
このシーンがとても印象に残っています✨

そしていよいよ迎えた野武士との戦い💥
黒澤映画の醍醐味が感じられ、泥臭さもかなりあったし、菊千代役の三船敏郎の迫真の演技は特に素晴らしかったです😂

最後に、死んだ仲間たち(刀が突き刺さった墓)の前で勘兵衛が言った台詞、
「負け戦だったな。勝ったのは百姓たちだ」
この言葉が、侍の時代の終わりを物語っている気がしました…😢

内容は十分に面白かったんですが、声が非常に聞きづらい💦
字幕があればもっと理解しやすかったんだけどなぁ😂
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