しちれゆ

マディソン郡の橋のしちれゆのレビュー・感想・評価

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)
3.2
‪昔見たけれどあまり覚えていないのでTV録画を視聴(恐らくかなりカットされている)、シアタークリエで上演の山口祐一郎主演・同名のミュージカル繋がりで。

アメリカの田舎の主婦フランチェスカはひたすら家族のために尽くすつまらない日々の中 橋の写真を撮りにやって来たロバートに夢中になる。このフランチェスカの環境では自分を女として見てくれる男だったら誰でもよかったのでは、とにかく欲求不満だったから。
設定ではフランチェスカ45歳ロバート52歳。ロバートが「自分のこれまでの人生は君に会うためにあった」って言うの安易過ぎます。私は恋愛に年齢は関係ないとは思いません。分別ある年齢の人間には若い人とは違う愛の形があるべきです。

ロードショー当時 大人気でしたが、今封切られてもそんなにヒットしないのではないか。
クリント・イーストウッドは撮影時65歳だったとか、映画の彼はMAXオジイサンだった。52歳役はムリ。
メリルの乗った車を見送るイーストウッド、髪の毛が雨に濡れて頭にべったりはりついているのが本当に醜くて。はっきり言ってゾッとしました。(彼の監督として・俳優としての素晴らしさを否定するものではありませんが)

この小説の映画化の権利を最初に獲得したのはスピルバーグだったそうです。もしスピルバーグがこの映画を撮っていたらどんなふうになっていたのか興味深い。
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