結湖

桐島、部活やめるってよの結湖のレビュー・感想・評価

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
3.0
スクールカーストって言葉を考えた人は、まちがいなく天才。
自分が高校生だった頃にそんな言葉は当然なかったけど、なんかわかる気がするなぁ。(あ、解るとは思いますが私は間違いなく底辺です)
そんなスクールカーストのお話でした。
よくよく考えると自分たちの学生時代も似たような出来事はあったように思うなぁ。
社会人になってみれば、学校の中の出来事や人間関係なんてものはとても狭く、小さなものではあるのですが、当事者であったあの頃はそれが世界のすべてだったのですよね。
が、しかし、それを小さい、狭いとバカにはできません。
むしろうらやましい。
高校生ぐらいになると自分たちがこの先ナニモノになるのか、ナニモノにもなれないのかがおぼろげに見えてくる頃だと思います。
とても多感で多情な時期です。
そのセンシティブさ、そのものがとても愛しく思えます。
とてもうらやましい。
だってなー、学生時代に書いた小説や漫画って恐ろしくこっぱずかしいけど、この歳ではどうやっても描けないみずみずしさがあるもんなー。(どうでもいい)
当事者である高校生が見ても面白いのかな?
やっぱり、自分はあの中だと誰だろうとか、あいつはあんな感じだよねって視点で見るんだろうか?
2014/05/01:DVD
結湖

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