いんげん

ローマの休日のいんげんのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.4
小学生の娘が学校休みで、ずーっと家に居るんです。

で、お父さんが夜にコソコソ萌えアニメとかホラー映画とか趣味悪いやつ観てたら、一緒に観たがるんですね。
いやまぁ嬉しいんだけど、流石にちゃんとしたやつ見せとかないと、これは宜しくないと思い不朽の名作をチョイス。
2時間一緒に落ち着いて映画観られるようになったんだなぁと、作品自体とは違う感動もありました笑


名作すぎる。何回観ても清々しい気分になれるね。
高貴な身分の女性がその立場に嫌気がさして、こっそり庶民の生活を体験してみるもトラブルに巻き込まれ、すったもんだ起こるこのフォーマット、いつからあるんでしょうね?ローマの休日が初出なのかな?

もういろんな作品で使いまくられた手垢のついた設定なのに、やっぱり面白い。しかもそれ系の作品でも最高レベルでしょこの映画は。

アン王女可愛すぎるやろ。
マジでオードリーヘップバーンの魅力がこの映画を不朽の名作たらしめてると思う。
もちろんグレゴリーペックもいいんですよ?それでもこの作品におけるオードリーパワーには及ばないね。
真実の口に手突っ込んで「わっ!」てされるとこ見た?なにあれ可愛すぎて死ぬわ。殺す気か。
素にしか見えん。演技か、演技なのか。

ラスト近くの車を降りて、路地を曲がったらさよならの場面。もうあかん、むねがくるしい。もうおっさんイチコロですわ。

さらに最後の最後、
「どの街もそれぞれ良いところがあって、どこか一つというのは…
ローマです!なんと言ってもローマです」

殺す気か!(2回目)


いやー、良かった。
エロやグロばっかり観ないで、こんなのもちゃんと観ないとダメですね。

一緒に観た小学生は「うん、おもしろかったー」て言うてましたわ。
まあね、細かい部分はこれからだね。
登場人物の感情とかに視点を当てて感想言えるようになるといいよ。できれば あそこの演出が〜とか監督の作風が〜とか言うメンドクサイやつにならないでね(お前が言うな