いんげん

ヒーズ・オール・ザットのいんげんのレビュー・感想・評価

ヒーズ・オール・ザット(2021年製作の映画)
3.2
たまにはこんな映画も観るんですよ!


「私の名前はパジェット。TikTokのフォロワー90万人以上の女子高生インフルエンサーよ!
彼氏のジョーダンもイケてるティックトッカーなの。でも彼氏の浮気現場を目撃して逆矢口状態!鼻水出して泣き叫んでるところを友達が生配信しちゃって人気急落しちゃったの。
でもでも!こんなクソ彼氏はポイしちゃった代わりに、みんなにバカにされてるナードで陰キャなキャメロン君を私のプロデュース力で学校一のイケメンに変身させて、人気回復、企業案件もがっぽり取っちゃうわよ!」

っていう、YouTubeのクソ漫画広告みたいなあらすじ。まじでこんな話です。

まぁパジェットちゃんは実は貧乏設定で、頑張って金持ち高校に通ってるという、花より男子状態なので、そこまで嫌悪感はなく。
陰キャのキャメロンくんも、元からそんなに悪くないんよね。ちょっと厨二病入ってる痛めの少年なだけで、確かにキッカケあればイケメンデビューしそうな予感のあるシュッとした少年なんですよ。

正直このあらすじだけで結末まで99%予想できるし、実際最後までその通りに進む。ちょっとマクドでバリューセット買ってくるわ!みたいな安心安定の味ですわ。

いくら高級嗜好だからって、マクドナルドのハンバーガーに文句言う山岡士郎とか海原雄山みたいなヤツはお断りですよ。じゃあ初めっからマクドくんなし!

こういう冴えない系の男子(女子)が変身していく物語っていいよね。
古今東西いっぱいありますよ。オードリーヘプバーンとかジュリアロバーツとか、元からめちゃくちゃ美人やろがい!なんてツッコミは野暮ってもんですよ。

ぼーっと仕事しながら観るのに最適な映画でした!