ノッチ

劇場版カードキャプターさくらのノッチのレビュー・感想・評価

3.5
商店街の福引で、特賞の香港旅行を引き当てたさくらは大はしゃぎ。

憧れの雪兎さんも参加し、楽しい旅行になるはずだったのだが…。

『カードキャプターさくら』の記念すべき、第1弾の映画。

あえてレビュー。

少女漫画原作で批判覚悟で言うが、大人の男が見るとちょっと恥ずかしい。

しかも、狙ってもないのにいろんないけない要素が次から次へと。

今だったら間違いなく深夜直行の内容。

ストーリーは完全オリジナルストーリー。

まずそこが評価できるし、きちんと『カードキャプターさくら』をやっている。

舞台は魔都・香港。

敵はクロウ・リードをライバル視していた魔術師。

舞台を日本から香港に移して展開していくミステリアスなストーリーはなかなか。

あと私はさくらちゃんの衣装が毎回違うところがすばらしいと思うの。

今回は香港に合わせて中華風(しかも防水)。

でもしっかり裾の部分が桜の花びらの形と、凝ったデザインです。

本編に変に介入するわけでもなく、本編をさらに好きになるサイドストーリー。

映画だから表現できる劇場版というよりは、テレビ版の番外長編アニメといった印象を受けました。

本編で小狼君が言ってた、映画で小狼君のお母様、お姉様4人が登場します。

小狼君のお母様、お姉様が美人で可愛いです。

何気に活躍します。

舞台の香港に合わせて、対戦相手の女魔術師が、これまた映画、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』のスーシンを思わせる容姿がまた良い。

敵キャラも林原めぐみさんが声を当てているので、ファンの方は必見かも。。。

ちなみに、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー/スーシン』のスーシン役も林原めぐみさんです。

このチョイスがたまらんな。

大人でも観ごたえありまっせ。

あとはまぁ、やっぱり少年漫画とは違うのよね。

悪者がさ、なんかただ悪かったり、人情にいったりするじゃん。

少女漫画はやっぱり「女心」に行くわけですよ。

敵の魔道士とすごい年の差なのに「私、わかるもん」って泣いちゃうんだもんなー。

そりゃ男の子の方が精神年齢低いってもんですよ。
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