KUJIRA

ウィローのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

ウィロー(1988年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

昔、よく観たやつ。懐かしい。
と思ったが、全然覚えていなかった。

今観ても充分面白い。
世界観が良い。

最近のファンタジーと違って、小汚いけどカッコいい衣装。
剣と魔法を余り出し過ぎない塩梅が丁度良い。

特に背景も語られないが、キャラクターが濃い。

リアルホビットのウィロー。
子供にも大人にも見え、弱々しくもあり勇敢でもあり。不思議な魅力で、応援せずにはいられない。

他の小人達も、それぞれ個性的。この村だけで一本作って欲しいぐらい。

本来なら実質主役のポジションに、ヴァル キルマー。
孤高の剣士、マッドマーディガン。
豪快な人でなし。憎めない塩梅が絶妙。

魔女の娘だけど、味方になるソーシャ。
気の強さが魅力を損なう所か、より好感度が上がる不思議。

髑髏の将軍や味方の魔女など、各所にクセの強いキャラを配置している。

小さいおっさん2人は、正直言って要らない。
騒がしい割に活躍しない。
コメディ担当なのに、何一つ笑えない。

魔女を倒す運命の子供。
実際は、子供は何もしていない。
予言を信じて、子供を守る為、周りの人間が巻き込まれて、結果魔女を倒してしまう。

後半になると、今となっては違和感しか無い特撮シーンがお目見え。
首が2本のバケモノ。魔法で動くテーブル。
ちょっと萎えてしまったのが正直なところ。


結局、こう言う設定に弱い。
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