このレビューはネタバレを含みます
昔、よく観たやつ。懐かしい。
と思ったが、全然覚えていなかった。
今観ても充分面白い。
世界観が良い。
最近のファンタジーと違って、小汚いけどカッコいい衣装。
剣と魔法を余り出し過ぎない塩梅が丁度良い。
特に背景も語られないが、キャラクターが濃い。
リアルホビットのウィロー。
子供にも大人にも見え、弱々しくもあり勇敢でもあり。不思議な魅力で、応援せずにはいられない。
他の小人達も、それぞれ個性的。この村だけで一本作って欲しいぐらい。
本来なら実質主役のポジションに、ヴァル キルマー。
孤高の剣士、マッドマーディガン。
豪快な人でなし。憎めない塩梅が絶妙。
魔女の娘だけど、味方になるソーシャ。
気の強さが魅力を損なう所か、より好感度が上がる不思議。
髑髏の将軍や味方の魔女など、各所にクセの強いキャラを配置している。
小さいおっさん2人は、正直言って要らない。
騒がしい割に活躍しない。
コメディ担当なのに、何一つ笑えない。
魔女を倒す運命の子供。
実際は、子供は何もしていない。
予言を信じて、子供を守る為、周りの人間が巻き込まれて、結果魔女を倒してしまう。
後半になると、今となっては違和感しか無い特撮シーンがお目見え。
首が2本のバケモノ。魔法で動くテーブル。
ちょっと萎えてしまったのが正直なところ。
結局、こう言う設定に弱い。