軍需工場の社長を父に持つ副社長のトニー(ジェームズ・スチュワート)は、秘書のアリス(ジーン・アーサー)と恋仲にあり仕事はそっちのけだった。
彼女と結婚したいと望んだトニーは彼女の家を訪ねたらなんと、彼女の祖父は社長が買収しようとしている土地の一部に住む一人だった。
原題の"You can't take it with you"がまさにこの映画から学べる教訓的な感じ。
キャプラらしくアメリカ理想主義とキリスト教精神が満載で、そういうところが好き。
そしてコメディ要素がかなり強いのだが、登場人物のキャラクターがぶっ飛んでいる。笑いが止まらない。
アリスの祖父の会社(?)ではみんな好きなことをして生きている。
地位や名声や富のためにせかせかと働く人々とは真逆。
そればかりを求めてしまって、人間として本当に大切なものを失ってしまっている人々みんなに呼びかけているように感じた。